- 私は池波先生の大ファンです。
特に、鬼平犯科帳の「悪を知らずに悪を斬れるか」というところなどには、しびれてしまいます。また文体も好きです。
何気ないようでまったく隙のない文体。
さて、本書です。
正直な感想を申し上げます。
男の作法には金がかかって、私には到底無理です。
「わさびをしょうゆにとかない」・・・常識として知ってはいますが、
この前提になっているのは、本わさびを使っていることでしょう。
例えば、私が同僚と居酒屋チェーンにいくとします。
そこでもわさびをとかずに食すべきなのでしょうか。
見るからにときわさび、あるいはチューブモノでも。
そういうことではないんだよ、心意気というものだよと
おっしゃるかもしれませんが。 - 男にとっては良い本ですね。特に30歳代後半からの方のように、そろそろ会社でも重要な役割を与えられてくるような年齢には必読の書でしょうね。解説には20歳代に読みたかったなどとありましたが、未だその年齢では理解できないでしょうね。着物の着方(スタイル)、天麩羅や寿司の食べ方、酒の呑み方、女の話、etc、粋な男のスタイルをサラリと語る、いいねぇこれは。何度も繰り返して読むことでしょう。大正・昭和の心意気ここにありって感じですね。寿司や刺身の食べ方なんて、50歳を越えた今まで誰も教えてくれなかったものなぁ・・・。
- 少し時代がずれた今読むことで、
共感できる精神と昔の人が持っていたそれの両面が見える。
日本人であるということを考えさせられる。
オセロのように白と黒で敷き詰められた世の中を変えたいと思った。
まだ読んでる途中ということでこの評価。 - 著者は『剣客商売』や『鬼平犯科帳』で知られる池波正太郎さんである。
全部が全部、現代の『男の常識』に当てはまるとは言えない。
著者が記すとおり、本書は"かつて"の『男の常識』を語った本ではある。(本書は昭和59年発行)
しかしいくら時代が変わっても、格好良く生きる【男】ってのはあまり変わらないと思った。
知ったかぶりをしちゃダサいよ
通じゃないのに通ぶっちゃダサいよ
自分が着る服のことをしっかり知っておくべきだし
浮気は本気になっちゃいけない
約束は絶対に守るべきだし
今だからこそ、本書から得るべきものが多いのだと思いました。
大人な男になるために、本書をすーっと読みすすめるのも【有り】かな・・・。 - 池波正太郎氏の、粋な生き方を集めたエッセイ集です。
書かれたのは、昭和の時代ですが、現在でも十分通用する内容です。
飾らず、おごらず、ひたむきだけれど、品格のある男になる為の
作法が書かれた本です。
私も、早速万年筆を購入しました。(見栄を張った分けではなく、男の作法として)
池波ファンの方も、そうでない方へも、お勧めです。
・[『敗北者へ』 (その160・短信「自分を律することのできない上官)]
・元日本兵 伊藤桂一氏が記した慰安婦 -1
・伊藤桂一さんの詩集
・病みたる秘剣〜風車の浜吉・捕物綴
・元日本兵 伊藤桂一氏が記した慰安婦 -3
・元日本兵 伊藤桂一氏が記した慰安婦 -2
・若き世代に語る日中戦争
・【太平洋戦記特集誌】『増刊歴史と人物 −秘史・太平洋戦争−』
・信州歴史時代小説傑作集
・地球の詩祭に行ってきました

