- 短く内容はそんなに目新しくも無くああ、これが有名なかもめのジョナサンかという読了感であった。食べることをやめ、飛ぶことに真理を求めるかもめの姿、一種の禅坊主を思わせるその行動、考えは別段新鮮さもなくそこらの本でも見られる内容の本である。
ただ何か、妙に心に残るものがあり数度となく読み返した。
何がそこまでひきつけるのか分からないが、今でも読み返している。
以前オウム真理教の幹部でこの本を溺愛している人物のことを知った。ある種この本には人を魅了してやまない"狂気"みたいな物を含んでいるのかもしれない。
ページ数も少なく、読みやすい本であるため読んだことがない方は一度読むことをおすすめする。 - 言いたいことは分かるけど特に感想はない。
「イリュージョン」を読んで感動したばかりだったので期待しすぎていたのかも。 - 今の時代に発行されていたならば、かつての「チーズはどこへ消えた?」のようなビジネス書としての寓話として取り扱われていたのではないかと思います。
おそらく発刊された当時はヒッピー・ムーブメントの世相と相まって、
・ただ働くだけが人生じゃない。
・社会の現実と、自分自身の高い理想のギャップ。
・社会を高みから臨みながら、理想とその追求を啓蒙する。
と言ったことが読み取られたのだと思いますが、個人主義の傾向が突出した今の時代に生きる者が読むならば、おそらくそれらは、
・自分自身の向上。
・理解されないお互いの理想。
・されど、折り合いながらそれぞれの理想を追求する。
といったことが読み取られるのではないでしょうか。
あとがきによると、この作品をしてレイ・ブラッドベリは「読む者がそれぞれに神秘的原理を読み取ることのできる偉大なロールシャッハテスト」と評しています。ロールシャッハ・テストと言うのは良い表現で、その時々の世相であったり、読む人の心理状態から、読むたびに違うことを読み取れるのではないかと思います。
だからこそのロングセラーでもあるのでしょう。 - 三年前だったら文句なく5をつけただろうけど、お金を稼がなくては食っていけない現実や、その他色々がやたらリアルな現状を省みると、手放しで星5はつけられませんでした。
リチャード・パックの本は他に村上龍訳の「イリュージョン」しか読んだことはないのですが、やはり同じ空気が、行間に漂っているのが、作家の個性というのを感じさせます。
やりたいことをしていればお金はついてくるなんて言わないところに、この本のピュアさが現れていて、そのピュアさが、現実で浮き沈みしている私には眩しいです。
そこが評価4の理由でした。
志の高い中高生に読んでほしいです。
長い梅雨の夜などに是非。 - もう随分とむかし・・・書店の片隅で見つけたこの本を
子供向けのおとぎ話かな?と思って読んだ記憶があります。
この物語の主人公の名前はジョナサン・リビングストン・・・・
「飛ぶ」ということ、その航空技術の向上に情熱を燃やす「変てこなカモメ」である。
大人になったある日、この本を読み返す機会があり、単なる子供向けの物語ではなく
とても奥の深い話だということに気がつきました。
・・・そして、この変てこなカモメは最終的に光り輝く姿に化し神の領域へ達します。
うーん・・・・す、すばらしい。
日々を単純に生きるだけの人生では駄目なんだ!
カモメさんに教えられた思いです。リチャード・バック最高!
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